公開日 2025年05月19日
物質機能分析部門に、最新の核磁気共鳴装置JNM-ECZR500R(日本電子製)が導入され、先月より利用可能となりました。この装置には11.74Tの超伝導磁石が装備されており、多くの核種の核磁気共鳴を500MHzの周波数帯で高精度に測定することが可能となります。その共鳴スペクトルを解析することで、物質の分子構造や分子運動を原子レベルで調べることが出来ます。また、固体専用プローブを装填することでこれまで本学では実施できていなかった固体試料での測定が可能となりました。有機化合物や高分子材料の測定に加えて無機材料の分析にも応用の幅が広がります。研究に教育にどうぞご活用ください。